2013年12月10日

研究室選びで悩んでいるあなたへ22 - 科研費支給状況からわかることA


 研究室選びで、参考になるのは、科研費データベースの研究種目(Research Category)です。ここで、特に注目してほしい項目があります。
 
 ・基盤研究と呼ばれているものです。

 何故、この基盤研究に注目してほしいかと言いますと、他の研究種目と違ってランク分けがされているからです。具体的に、S、A、B、Cの四段階に分かれています。

 これらの主な違いは、支給金額です。
 
 S : 5,000万円以上2億円
 A : 2,000万円以上5,000万円以下
 B : 500万円以上2,000万円以下
 C : 500万円以下

 

 私の学科の研究室の科研費申請状況を調べたところ、ほとんどの研究室が基盤研究Cでした。おそらくAやSを申請できている研究室は少ないと思います。もし、自分の学科にAやSを申請している研究室があれば、どのような研究をやっているか(やっていたか)はチェックしてみるのがよいと思います。


 配属する研究室に迷ってしまったら、科研費の申請状況のような客観的な情報に頼ってみるのもよいと思います。但し、注意してほしいのは、「科研費の申請が多い=よい研究を行っている」とは断定できないということです。科研費の申請状況もあくまで、一つのパラメータにすぎませんのであまり影響されすぎないようにしてください。そのため、迷ってしまった時に参考にする程度にしてくださいね。わーい(嬉しい顔)
 
posted by matsucla at 00:21| Comment(1) | 研究室選び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月09日

理系大学生なら知っておきたいこと ‐ 覚えておきたい実験操作 溶液濃度の調製方法A(モル濃度)part3


前回の記事で、あるモル濃度を調製するために必要な溶質の質量の求め方について述べました。
 
参考記事
理系大学生なら知っておきたいこと ‐ 覚えておきたい実験操作 溶液濃度の調製方法A(モル濃度)part2

ここまで、計算できたらあとは調製するだけです。

 <調製手順>
 
 @溶質を計算で求めた分だけ電子天秤で測り取る。
 

 A測り取った分全てを用意したメスフラスコに入れる。
 

 Bメスフラスコに純水を加えていく。 

<注意>
 必ず、純水をメスフラスコの標線まで入れる前に、溶質を溶かしてください。溶質によっては、純水を入れた瞬間に溶解するものもありますが、多くは、メスフラスコを大きく撹拌して、溶質を溶かすのです。そのため、いきなりメスフラスコの標線まで純水を入れてしまいますと、メスフラスコ内で撹拌できる部分が減ってしまうので、溶質が純水に溶解せず、溶液にならない可能性がでてきます。そのため、以下のようにしてください。

 溶質をメスフラスコへ入れる。
       ↓
 純水を少し加える。
       ↓
 メスフラスコをよく撹拌する。
       ↓
 溶解しなければ、再び、純水を少し加えて撹拌する。

 以後、この操作をを繰り返して溶解したら、最後に、メスフラスコの標線まで純水を加えてください。ここで標線を超えてしまうとやり直しになるので注意してください。 

 最後に、メスフラスコをよく撹拌すれば、目的の濃度の溶液の完成となります。ぜひ、実験の時は正確な濃度を調製できるようになってください。 

posted by matsucla at 00:49| Comment(0) | 実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月07日

理系大学生なら知っておきたいこと ‐ 覚えておきたい実験操作 溶液濃度の調製方法A(モル濃度)part2


 濃度調製における重要な事前準備
・必要な体積量にあった、メスフラスコを考えておく
・モル濃度調製に必要な溶質の質量[g]を計算して求めておく。

 一つ目の「体積量にあったメスフラスコ」とは、メスフラスコは測れる体積量が決まっています。そのため溶液を200mL調製したいのに、100mLのメスフラスコを用いてしまったら、やり直しになってしまうので、使用するメスフラスコは間違えないように注意してください。

 二つ目は、溶液のモル濃度調製において非常に重要なのでしっかり求められるようにしましょう。

 「モル濃度[mol/L]調製の考え方」
  
溶液の濃度がX[mol/L]というのは、1Lの溶液中に溶質Aが Xmol溶けていると考える。
              ↓
 今、濃度X[mol/L]の溶液を200mL調製したいとします。

  ポイント@
  体積を必ずLの単位へ変換する → 200[mL]なら0.200[L]
0.200[L]中にZ[mol]溶けていた時に、濃度X[mol/L]の溶液になると考え、式を立てる。
  モル濃度.JPG
  この方程式から必要な溶質の物質量Z[mol]がわかる。
 ポイントA
  溶質Aの分子量もしくは式量MからZ[mol]となるように、溶質の質量y[g]を計算します。

モル濃度2.JPG
 この方程式を解くことで、溶液200mL中に必要な溶質の質量[g]がわかるのです。
 ここで少し、具体的な溶質と数値を使って練習をしてみましょう。
 <例>
  0.3 mol/Lの硫酸銅(U)水溶液を200mL調製したい時  
 @硫酸銅(U)5水和物の式量Mを求めておく
  M = 249.5 

 A0.3 mol/Lの溶液200mLを調製するのに必要な溶質の物質量Zを求めておく
  Z = 0.3 × (200/1000) = 0.06 mol

 B硫酸銅(U)5水和物0.06 mol分の質量y[g]を求めておく
  y = 249.5 × 0.06 = 14.97 g

濃度X[mol/L]の溶液を調製するのに必要な溶質の質量を求める公式

モル濃度3.JPG  

 実験で調製前に溶かす溶質の質量[g]を求めておくと、実験が効率よく行えると思います。次は、実際にメスフラスコを使って調製する時の注意点を中心に述べたいと思います。

posted by matsucla at 00:52| Comment(0) | 実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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